先日、所用で外出した際、他店でバイキングを頂く機会がありました。
やはり同業者として、料理のラインナップや雰囲気などはとても気になるものです。
「お客様」という普段とは逆の立場、目線からに見る事によって、頂く料理の味付けだけでは無く、受けるサービスやスタッフの対応、料理や食器類の配置等、お客様に満足して頂ける営業を考える上で色々と参考になりました。
ご来店頂いた皆様に気持ちよくお食事をして頂く条件として、徹底した衛生管理と心のこもった接客サービスは欠かせないもので、スプーンやフォークは綺麗なのか、お皿にほんの少しでも洗い残しは無いか、など決して粗を探すつもりでは無いのですが、やはりどうしてもそういった部分に目がいってしまいます。
またスタッフの接客や、空いた食器を下げるタイミングといった普段何気無く行う行為も、受ける側として体感する事で気付く点も多々有りました。
美味しい料理をご提供するのは勿論のこと、国籍や宗教を問わず訪れたお客様全てに心地好く料理や雰囲気を楽しんで頂ける様、今後も皆様からの様々なご意見に耳を傾け日々邁進していかなければ、と心から思います。
……と、今回はちょっと真面目なスタートとなってしまいましたが、我々スタッフ一同、この様な熱い志で日々頑張ってるということで。
さて、話はガラリと変わって。
夏休みの真っ只中、恒例の流し素麺も絶賛開催中のレストランですが、今回ご紹介するのは……、
へ・ち・ま。
はい出ました!!
私一押しの食材、ヘチマです。
沖縄ではヘチマの事をナーベーラーと言います。
本土では垢すりとしてのイメージが強いこのナーベーラーですが、ゴーヤーと同じ瓜科の植物で夏場の食べ物なんですね。
先に全国区となったゴーヤーは今では年中手に入るようになりましたが、マイナーなナーベーラーは、悲しい事に未だ夏場限定食材……。
年中食べたい私としては残念でなりません。
作り方はいたって簡単、炒めたヘチマに具材として豆腐やポークを加え味噌を投入。
ヘチマ自体甘みを持っているので濃い味付けは殆ど要りません。
昔は手軽な夏バテ予防にと、この時期ゴーヤーと交互で頻繁に食卓に並んだものです。
と、今ご紹介したのは沖縄で一般的なヘチマの味噌煮、勿論味噌煮もとても美味しいのですが、今回我がレストランちゅら島でご提供するのは何と「ヘチマの麻婆煮」。
麻婆茄子ならぬ麻婆ヘチマです。
皆さんご存知の麻婆豆腐の具材にヘチマを使用した、麻婆豆腐とヘチマ料理共に好物の私からすると正にスペシャル、完璧な一品です。
これで夏場の元気を補給!!
数ある沖縄料理の中でも、本土では中々お目にかかれないヘチマ料理、その中でも私一押しの絶品、「麻婆ヘチマ」。
是非一度、いや、絶対にお試し下さい!!