晴れ空が続く沖縄。
降り注ぐ陽射しが容赦無く我が体力を奪って行くこの時期。
沖縄はこれから夏本番に向け気温が一気にスパークです……。
そして本日、日中の最高気温は33℃ !!
意外と気温はこんなモンです。
しかし沖縄の場合、気温よりも強烈な陽射しの方が曲者、女性の方はUV対策必須です!
うーん、見るんじゃなかった…、気温なんて見るんじゃなかった! !
沖縄生まれ沖縄育ちの私ですが、実は夏が大の苦手。直射日光を極力避けたい、日陰をこよなく愛す男なのです。
思い起こせば40を過ぎた辺りから、夏場に置ける体力の低下に拍車がかかった様な気がします……。
徐々に真夏へと近づくこの時期は食欲も減退し始め、本来ならキッチリ栄養を摂らないといけない所、食べるものと言えば冷し素麺やうどんといった麺類に偏ってしまいがちです。う~む、悪循環。
従ってこれからの季節は私にとって正に試練そのもの、しかし今回、減りゆく体力と気力を振り絞り冷たいドリンクをガブ飲みしながらブログの更新に挑みます。
と、一通り暑さに毒づいた所で本題です。
前回、レストランとは全く関係の無い話題でブログを締めたので、今回はいつも通り真面目にメニュー紹介です。
「ゆし豆腐」。
ご存知の方も多いと思います。沖縄料理の隠れ定番、県民にこよなく愛される一品です。
豆乳に「にがり」を加え完全に固まる前の状態がこのゆし豆腐。
通常の豆腐と同じ材料で作られてるので基本的な味は一緒です。
沖縄では鰹出汁や、沖縄そばの具として食べます。
元々が固まり始めた豆腐と豆乳なので、好きな方はちょっとお塩やネギを振りかけたり、勿論そのままでも十分美味しく頂けます。
ところで、沖縄の豆腐は作り方が本土とは少し違う事しってましたか?
水に浸けて柔らかくした大豆をすり潰し液状にします。ここまでは一緒です。
この後、絞って豆乳とオカラに分けるのですが、本土式はすり潰した液体を煮てから絞りオカラと豆乳に分けます 。最後に豆乳ににがりを加え固めて出来上がりとなります。日本での豆腐作りは殆どがこの順序、方法で行われています。
対して沖縄式は、先ずすり潰した液体を絞って豆乳とオカラに分けた後、煮ます。
そうする事で熱に弱い蛋白質が多く残り、皆様ご存知の、あの濃厚で食べ応えのある島豆腐が出来上がる訳なんです。
当然このゆし豆腐も沖縄式で作られている為、島豆腐本来の深い味わいが存分に楽しめます。
食欲の湧かないこれからの時期、栄養たっぷりの「ゆし豆腐」でサラリと栄養補給してみては?